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2001年12月

12月ですよ、12月。
もう、信じられない速さ。月日って絶対的な感覚ではないですよ、ほんまの話。

30日(日曜日) ××Bernkasteler Kurfurstlay 1990 Mosel-Saar-Ruwer
会社の引越しに出てきたものをもらってきたの。
どうも会社でも頂いてから8年から9年くらい置いて
あった品物という曰く因縁付き。
まともであったら無茶無茶儲け物、というので貰ってきたのが
これと以前飲んだスペインの白。
スペインの白はまだ大丈夫だったのは置いておいた期間が
これに比べて数段短いので、これはどうなっているかしら、
なんて言いながら。だめでも煮物にでもなんて。

とうとう開けました。
香は、すえた臭いです。香なんて言葉は似つかわしくない。
色はウイスキー並の琥珀色。色的にはきれい。
味はですね、うーん飲めるといえば飲めるけど悪酔いしそうというか腹壊しそう。
3つの味に口の中できれいに分かれていて、元のワインの味がかすかに残っているんですね。
もう一つは古酒独特の味、老酒の悪いような味。
それと何とも言えないコルクの香とか腐敗臭を溶かしたような。
もったいないから飲もうかなと思ったんですが、さすがに翌日の悲惨さを考えると捨てました。
まあ、会社でも捨てようとしたものだし。
ここまで凄いと煮物に入れたら煮物すべてがだめになりそうで。

☆Riesling Hugel 1998  Alsace
2001年12月やまやにて1280円で購入
料亭ごっこみたいな食事
上のワインが当然、全くだめであろうという想定で、こちらも用意しておきました。
まあ、当然ですよね。
開けたとたんフルーツの香がふっとする、これがワインですよね。
なんかりんごとかそう言う気持ちのよい和食にも良く合いそうな香。
味はすっきり、いかにもアルザスのリースリング。
気持ちよく飲んで、少し残して31日用に。
さすがにお正月は新しいのばかり開けるために調整。
さて来年もよろしゅうにということで。
1日は気合い入れるつもり。

29日(土曜日) 家の中の整理をやっていると一日があっという間に過ぎていく。
いかに普段やっていないか一目瞭然。
何しろ6月からのゴミ整理ですので。
☆Valreas  Domaine des Grands Devers 1997 Cotes du Rhone Villages
2001年12月八重洲ハセガワにて1780円で購入
鍋とともに
なんか久しぶりに一日家にいて、その日の夜に飲んだワイン。
実は、月曜日に空けたのも残っているので、これは半分くらい消費。
一口飲んだ感じで、おお、ローヌ南側の味わい。
なかなかのもんでんなぁ。という感じ。
オレゴンのピノと比べると、やや口に甘さと強さが残る感じ。
オレゴンのピノも全く大丈夫だったんですが。
極めて特徴のあるローヌがこの価格はうーん安い方かもしれない、
けど、特徴がありすぎてね、万人向けとはいえないのですが。
 

28日(金曜日) 仕事納めの後に高校のクラブの仲間と忘年会。
池袋おそめというカウンタ割烹。
まあ、日本酒のんで。その後バーへ。名前不明。カルバドスなんぞを飲んでおりました。
うーん、今日も残っている。

27日(木曜日) 会社を休んで佐倉へ行ってカステッロというイタリア料理店へ
そこで
☆La Selvanella 1997 Melini Chianti Classico reserva
これが、ハウスワインで3800円。
また美味しいんだ、なかなか。
レストランの料理ともあって。
香はさほどではないけども、味的にはスムース感がある。
大変飲み易い。ハウスワインとしては及第点以上。
この位の価格で出してもらえると極めて楽。
食べに行ってもがんがん飲めちゃいますよね。
これの前にグラスでスプマンテ。

帰ってきて、なんか疲れちゃったので、食べて帰ることに。
良いのかいそんなに無駄遣いして。
明月館と言う焼肉やさんへ
Santa Rita 1998 Cabernet Sauvignon Chili
焼肉には赤ワインと前から言ってきましたが、この頃は置くところが増えて。
まあ、濃いものを飲んでおけば間違えはないよねと言いながら。
食べた食べた、飲んだ飲んだ、むしゃむしゃがぶがぶ。
まあ、そういうのみ方なんでうーん味わい的には。
まあ、ビール飲んで、ワイン飲んで、一日に結局2本飲んで翌日にはきちんと残ってました。

24日(月曜日) ☆Elk Cove Pino Noir 1996 Oregon
2001年12月やまやにて3本5000円で購入
鍋とともに。
クリスマスイブ。ちょっと歩いて吉祥寺まで。片道15000歩。
お昼を竹爐山房でたべて。さすがに帰りは乗り物で。
夜は鍋に。割とあっさり系の鍋なので、オレゴンのピノを。
色はとても薄い。香はやや果実の香が強い感じ。甘さもある。
味は、そうブルゴーニュだと言われれば少し酸が足りないかなくらい。
かなりそっくりに作られている、繊細な感じ。
樽の香も強くないし。割とね、1700円だと思えば合格。
 

23日(日曜日)Nouaison Merlot Syrah 1999 Vin de Pays D'Oc
2001年12月やまやにて780円で購入
たこ焼き、焼き蕎麦ほか
昼は中華麺だったので一日中粉食。
そのせいかお腹が張って張って。
先週、うまい屋で修行してきて(食べただけ)たこ焼きの奥義を
習得してきたので。
これがまた赤ワインと合うんですね、当然安いもので。
このワイン右上に金メダルが堂々と。
ラングドック・ルーションのコンクールらしいですが。
味は、まあそのぅ、南のワインらしい、はきはきとしたですね。
まあ、その程度のワイン。前日の残りが無茶ウマに感じるレベル。

22日(土曜日)☆Perrin 1999 Cotes du Rhone  
2001年12月やまやにて1280円で購入
刺身、クスクス、フロマージュとともに
変な組み合わせ。
昼は本来は江戸前の鮨を食べようと思っていたんですが
ちょっと事情があって韓国料理シャイン・コリア
そのため刺身が食べたいというのと、本来の食事がかち合って。

このワインを造るシャトーヌフドパープが大好きで。
これはどんなんかいなと思って。
ハーフは昨年飲んだんですが、フルボトルははじめて。
良いねぇ、やや甘味を感じるくらいな感じで、香、味ともに、
ローヌ南、ややミネラルっぽさがあって。
なんか幸せになれるよって言う味わい。
好きです、このワインも。
 

21日(金曜日) Le Pinada 1999 Foncalieu Vignoble Corbieres 
2001年12月やまやにて980円で購入
餃子と他につまみ
中華風のおかずには、やっぱしそれなりにメリハリが利いているものをと。
うちの保管庫冬になると10度まで下げているので、
ちょっと冷たくて、これもエイヤでお湯に漬けておいたら、
ぬる燗くらいに温まって、燗酒のような香まで出るのはちょっと失敗。
まあ、その後落ち着いた段階ではやはりちゃんとした南フランス、
こういうのは、中華には良いな、なんとなく。
でも、広東料理の良いのはボルドーが合うと思うし、
なかなか難しいですな、合わせるものは。

20日(木曜日) ☆Marginale 1995 Thierry Germain Saumur Champigny
2001年12月やまやにて3280円で購入
牡蠣のオイル漬け、鰯のマリネ、グラタンとともに
癖のない、特徴に乏しいけれどもなかなか美味しいワイン。
するりと飲んで抵抗もなく、滑らかさもほどほどにある。
値段も高いんですね、☆☆にしようかと思ったけれども
この価格のせいで。
割といいワインだと思うな、牡蠣でもだいじょうび、鰯でも平気。
食事に合わせることに全く抵抗感がない。
でも一杯だけとかだとやや目立たなさ過ぎるかも、
一本をゆったり飲む方には良いと思う。

17日〈月曜日〉 今週は火、水が休肝日、昨日の残りと強い酒で。
昨日の残りは大分角が取れてかつ香も抜けて丁度位。
強い酒は2年ほど飲んでいたのが昨日で終了
Uve D'Alexander Grappa di Moscato 1997 Italy
1999年頃にイタリア商事にて3000円くらいだったような。
とても葡萄の香が残っているグラッパ。
名前の通りマスカット風の香が心地よくするすると飲める。
このグラッパ、ヨーロッパの免税店では良く売っているんですが、
国内で見たことがなくて。

16日(日曜日) この頃の運動で歩いて近場の名店を探す。
荻窪の高はしに。ここ良いですね。まさに名店。ここでビールとお酒。
Grand Pyrenees 1995 Australia
2001年12月やまやで3本5000円。
牡蠣のオイル漬け、鱈のポアレ、ステーキ、フロマージュとともに
これ、樽の香がきつすぎます。
それとワインとしてのバランスもさほど良くなくて。
一応いろんな物を混ぜているようですが、なんか中途半端。
デモね、それよりも香がね、前に出すぎるのも。  

15日(土曜日) お昼は、恵比寿の写真美術館に行って日仏会館にあるレスパスで軽く。
250mlカラフで赤ワイン。ハウスワインです。味的にはローヌ。
夜は牡蠣を頂き牡蠣コース。もちろんワインはシャンパンで。
Beaumont des Crayer N.V. Champagne 
2001年7月大丸にて1950円で購入
これだけだと飽きそうだったので大胆にももう一本。
Gewurztraminer 1999 Hugel Alsace
2001年12月やまやにて1380円で購入
牡蠣のマヨネーズ焼き、ブルゴーニュ風、から揚げ、卵とじ、フライ
これだけ作った、僕えらい。まあそれはそれ。
シャンパンの味が崩れてしまっていて。
なんか美味しくないし、泡が少ないし。
ゲベルツも味が崩れてしまっていて。
香は薄いし、味もまっ平ら。
なんか寂しい2本でした。両方とも翌日へ残す。

13日(木曜日) 東京に帰ってきて栄一でお昼。

12日(水曜日) 出張終わって同行者が関西初めてのためうどん(葉隠
たこ焼き(うまいや)、朝鮮料理(玉一)とお昼にはしごをして夜は居酒屋へ
ながほりにて酒3杯いずれも美味しい
☆天保正一 650円          
☆奥播磨 650円        
☆☆醸し人九平次 800円
と3杯ともなかなかのお酒。
それもなんですが、ここの肴がうまい。感動しつつぐいぐい。

11日(火曜日) ここから出張なので、昼は適当なランチ(名古屋で)
その後駅でビール(おでん付き:自分で付けた)
夜は大阪で出張のメンバーで梅市と言う割烹へ

☆☆Opus One 1996 California
お店にて20000円
梅市のご主人が「みつひろさん、ワインあるけどのまへん?」と聞いてきて
ただかと思ったらちゃんとお金を取ると言う(当たり前ですね)
「うちは『ワインないのん』て聞かれたら、帰ってもらうねんけど、
煮酒にでもしようとおもているんやけど、丁度きやはったさかい。」
そんで何があるのと聞きましたらこんなんが出てまいりました。
ところで「これなんぼしますのん」と聞かれて、馬鹿正直に小売で2.5くらいで
ないのといいましたら、「それやったら2でどないだ。」(安く言えば良かった)
一応スポンサーに了解を求めてOK。
やはりいい作りをしてます。
まあ、完全な和食のお店なのですが、焼き魚とあらに煮はぴったりでした。
なんかワインは全く飲まないだろうと思っていたのに。 

10日(月曜日) 一応有休を取って。昼花吉兆、夜たに本 たに本が素晴らしい。
お菓子は月餅家
昼 古都 吟醸酒
吉兆のお酒 冷酒です。300mlで1200円
うーん、何とも。まずくはないけど、これほどの金額を出す酒とは思えない、ブランド価格。
花吉兆は吉兆の支店、まあお手ごろ価格吉兆版。
夜は月桂冠の吟醸酒、ご主人が月桂冠の迎賓館に勤めていた関係だと思う。

9日(日曜日) 関西出張なので、どうせだから日曜日から京都へ
和食と酒浸り。昼美濃幸、夜やました お菓子など(先斗町駿河屋
なにを飲んだか、忘れてますと言うか、昼はビール夜は地元と言うことで
日出盛の冷酒300mlを2本。 

8日(土曜) 前日の残りを飲み干して出発
お昼は池袋竹若へ。
7日(金曜日) ☆☆Les Carmes Haut-Brion 1994 Pessac-Leognan
1999年8月やまや新宿にて4980円から更に2割引で。
刺身のサラダ風、ステーキ、フロマージュとともに
これやまや新宿の改装セールで買ったみたい。
このワインは、かなり昔から飲んでいて、一時は定番のような感じだったんです。
20年くらい前、赤を飲み初めのころ、安いワインを扱っているところを探して、
輸入業者と直談判して売ってもらっていた頃があって。
その頃にそこがこのワインを扱っていて、有名じゃないけど美味しいからと。
そこの社長さんが、僕はステーキのときはこのワインが一番美味しいと
思っていると言ってたんですね。
それから流れ流れて幾年月、確かに美味しいんですよ、肉にこのワインは。
なんか旨みがあって、そこそこ上品な優雅さもあるし。
でもオーブリオンとかとは似ても似つかないワインですが。
いまだに好きです、あれば割と買っちゃう。

6日(木曜日) 浅草でふぐ食べたんでワインはなし。松もとと言うところ。

5日(水曜日) ☆Lafon Rochet 1997 St-Estephe
2000年5月大丸にて3500円で購入
コロッケ、クスクス、フロマージュとともに
以前は地が白いラベルだったのが少しベージュっぽい色の
ラベルに変わってはじめて飲んだ一本。
オーナーは同じみたいだから気分ですかね。
先週97年ボルドーを飲んであまりの軽さにちょっと上の
クラスがどうなのか確認も含めて開けてみる。
大体4年くらいで開けること自体が少ないのですが。
これも軽さということでは同じような軽さ。
92年とかそういうのに通じる雰囲気。
あまり熟成をして欲しいと言う味でもないし。
ヒュー・ジョンソンさんのでもポンポン飲みごろマークを
つけている事にナットク。
ただ、半分を過ぎるくらいからかなり良くなってくるので、
来年の後半か、再来年くらいから本格的に開けていこうかなと思った。
まあ、良いものでも10年が良いところ、それ以上置くのは、
スペースの無駄ですかね、なんとなく。

2日(日曜日) ☆☆de Sale 1994 Pomerol
1998年8月エノテカにて2980円で購入。
鍋とともに
ちょっとお散歩のし過ぎで、妻が調子が悪く、体を温めるために鍋。
なんていっても毎日歩く歩く、歩きすぎ、お昼は散歩の帰りに
割と家に近くの源烹輪という中華、ここがマル。
夕食は生姜を一杯にきかせて。
それで、少し柔らか味のある冬のワインと言うことでポムロール。
これが何とも優しい味で、鍋がと言うか、つけだれの生姜の味に合って美味しい。
ぬめりとした感じがあるワイン、全体としてバランスも良いし。
ワインのバブル期に買ったワイン。
 

1日(土曜日) ☆☆La Louviere 1995 Pessac-Leognan
1999年3月松坂屋にて5500円で購入
パスタ、鶏のカチャトーレ、フロマージュとともに。
昼に勝どきのさ々木で無茶美味い鮨を食べて満足な一日なので、
夜は節約モードで、とはいってもワインは前から買っているので関係なしなんですが。
食事がちょっとイタリア風になったんですが、イタリアのワインが
今どうも良いのがなくて、ちょっとスパイシーな感じと言うことで。
これが良かったなぁ。でも高いんですね、今値段見て来てアリャちょっと、でも良い出来です。
適度に刺激的、適度に柔らか、うーん、なんか後を引くと言う感じで。