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フランス
懐かしいお店、無くなったお店(地方篇) フランストップへ
地方については大きな地方をまず出して、その中は都市名前順に表示します。
そうすると、ガイドとか引きやすいと思うので。
町の名前で引けば出てきます、ミシュランとか、ゴー・エ・ミヨなどは。
地方別にするのは、日本人からみると、
町の名前はさすがに馴染みがなさ過ぎるので。
それと、地方の括りはかなりいい加減にしてます。ブルゴーニュ地方
Chagny(シャニー)
Lameloise 25☆☆ Chagny France
http://www.lameloise.com/#le restaurant
とてもミシュランの3つ星レストランとはおもえないような外観。
でも中に入るとさすがに違う。料理も素敵だし、シェフがとても素敵でした。ロバートボーンを思い出しました。
ナポレオン・ソロの、知らないか、そうねぇ。
甘いマスクなんですよ、俳優さんのような。まあ、それはそれとして。とっても落ち着くレストラン。
そして値段は思いっきり安い。パリの二つ星のランチ並み。
いまだに頑張ってミシュランの3つ星を堅持してます。
行った当時も3つ星。ここで、ブルゴーニュの6シェフというパンフレットをもらいました。
それが、翌年の旅行につながってます。
ちなみにその6シェフとは、
ジョルジュ・ブラン、マルク・ムノー、ベルナール・ロアゾー、ミッシェル・ローラン、
ジャン・ビロウ、そしてラムロアーズさんです。
ジャン・ビロウ以外はみんな一時は3つ星のシェフになりました。
そしてそこだけ行ってないのよね。
Volnay Clos de Chenes 1980 Antonin Guyon
(8,9,8)=25
(84/10)Dijon(ディジョン)
Chapeau Rouge 17 Dijon France
http://www.chapeau-rouge.fr/
泊まったホテル付属のレストラン。当時ミシュランの1つ星。
でも別にびっくりするようなところじゃなかった。
これなら、別の店にいけばよかったと今でも後悔している店。実は今をときめくTHIBERTAを断ってこっちに行ったんですよね。
一日に二食は無理だから。ああ、あっちに行ってれば良かった。
とその程度の店。
Cote de Beaune 1979 Maurice Joliette
(6,6,5)=17
(84/10)
今はシェフも変わり、新進気鋭のお店となっているそう。
逆にThibertaはどうなったんでしょうGevery-Chambertin(ジュブレ・シャンベルタン)
Rottiserrie de Chambertin 18 Gevery-Chambertin France
http://www.rotisserie-bonbistrot.fr/
シャンベルタンの村にある、当時ミシュランの1つ星。
日本の方がわりと修行をするレストラン。
当時は表をだんなさん、中を奥さんという、珍しい女性シェフだったところです。料理は、家庭料理をレベルアップした感じ。
もちろん、地元の料理法なんかでしょうが、
鶏を取ったら、とさかがちゃんと入ってたりとか、そんな感じでした。
ワインは当然シャンベルタン。
ワインリストはシャンベルタン系しか載ってないという優れものです。
要するに、シャンベルタンが、ビンテージごとに並んでる。
次はシャンベルタンクロドベーズが並んでる。
その次はマジ・シャンベルタン、シャルムドシャンベルタン、
ジュブレ・シャンベルタン クロサンジャック、ジュブレ・シャンベルタン
それで終わり。フンフン、ここはシャンベルタンなんだなと感心させられます。
シェフのセリーヌさんはなくなり、現在はミシュランでも星をなくしました。
でも、ここは、日本人がかなり入っていたんですよ、その人達の中で、
奥さんはヒステリーという話しがちょっと有名。
Chambertin 1979 Charles Marchand
(6,6,6)=18
(84/10)Joigny(ジョアニー)
A la Cote St-Jacques 25☆☆ Joigny France
http://www.cotesaintjacques.com/
2回目のフランス旅行。地方の初っ端に行きました。
その前の年にブルゴーニュの6シェフというパンフレットを日本に帰ってみたら
何と3人が当時のミシュランの3つ星、のこり3人も2つ星という事で
地図と鉄道の路線をじっとにらんで決めた日程です。
このレストランは丁度、
3つ星をねらってホテル兼レストランの改修をしているところでした。
そのため泊り賃がめちゃやすかった。一泊当時で6000円。
トリプルの無茶苦茶広い部屋。入ったとたんミッシエル・ローランさんが、
愛犬のシェパードとともにやってきてご挨拶。
現役は引退してもう息子さんに渡していました。カッコイイおじさんなんです。
写真で見た時は、ただ飲兵衛のちょっとラテンっぽいおじさんかと思ったら
背も高くとても素敵な方。
そういう人が、着いたとたん、「よくいらしてくれました、楽しんでいってください」
なんていってくれたらそれだけで良い調子になります。ところが、悲劇はその後から起こりまして、
レストランで夕食となって僕がサーモンフュメのウオッカ添えを頼んだんです。
そしたら、とろりとした冷凍ウオッカが出てきて
それを妻がよせば良いのにちらりと一口なめたら
一発で吹っ飛んでしまいました。
後意識なしです。よせばいいのに〜。
気持ちの悪くなった妻は、部屋に戻ってお休み。
私は、その後食べつづけて、ヘロリンヘロリンになって部屋に戻りました。オーベルジュってなんて良いんだと思ったのはこの時です。
レストランの料理はとても意欲的。
明らかに3つ星をねらっている料理、サービス、ワイン、雰囲気。
見事その後にミシュランの3つ星になりました。私が行った時は2つ星。
それがまた落ちちゃったのね、現在2つ星。
2004年度で見事三つ星復活。
Gevery-Chambertin Clos St-Jacques 1980 Pernot-Fourrier
(9,8,8)=25
(85/3)Lyon(リヨン)
Paul Bocuse 27☆☆☆ Lyon France
http://www.bocuse.fr/accueil.aspx
行ったのはもうかなり前になるんですね。
初めてのフランス旅行でした。
そのときの感じでも、もう既にここはいらないんじゃない、という、雰囲気で
最初は行く気がなかったのですが何しろと何人かのかたから薦められて。いまだに印象に残っているお店です。
サービス、料理、お酒、何もかも素晴らしい。
もう一度行く機会があったら、迷わずに行きます。
(でも現在だったらどうか不明、2001年には行かなかったし)あまりに有名になりすぎたから、いろいろと言う人がいますが、
あのレベルをずっと維持している事これがすごいです。このクラスに行きますと、自分がとってもフランス語が上手なのかな
っていう錯覚に陥ります。
外国では、言葉ではっきり言わないとなんて、こういうところでは嘘ですね。
ちょっとした気配で、うまく動いてくれます。
ミシュラン3つ星
Corton Bressandes 1976 Dubreuil-Fontaine
(10,9,8)=27
(84/10)
Quatre Saison 21☆
多分閉店?(ここのところずっとミシュランには載ってません)
Lyon France
サービスのお兄さんがさっそうとして、それでいてすばやくて、気が利いて。
とっても素敵なレストランでした。
いまだに話が我が家では出ます。いいレストランっていろいろな評価基準があるでしょうが、
客観的にここが良いかどうかは分かりませんが、とても好きなところでした。
値段も安く、当時二人で1万5千円くらいだったと思います。
これは、他のお店に比べても破格の金額でした。いまだに目をつむるとあのサービスの方が、
さっそうと歩いている姿が浮かびます。
当時ミシュランで1つ星。
Savigny les Beaune 81 Louis Latour
(8,6,7)=21
(84/10)Roanne(ロアンヌ)
Troigros 24☆☆ Roanne France
http://www.troisgros.fr/
有名なレストラン。
ここで、昼と夜を食べるという、無謀な事をしました。
本当に無謀、なんたって、お腹空かないんだから。泊りもここで取ってあったので、お昼を食べてから、
ロアンヌの町をたっぷり散歩して
シャロレー牛の本物を見て、
風呂にゆっくりはいってそれで夜もかなり遅くから食事しても
お腹空かない。でも食べましたよ、ちゃんと。それにちゃんとワインも飲んだ。
料理は、そんなにすごいとは思わなかった。
何しろ知識が先行しているために。どれもフーンこれっていう感じ。
それとちょうど、ジャンが亡くなってミッシエルがシェフとして頑張り出した頃。
もう少しどっちかにずれていればもっと違ったかも。
鮭は美味しかった。ミシュランの3つ星とはいえダイニングはリラックスした雰囲気。
セーターの人もいて。もちろんタキシードの人もいるんですが。
それと他のフランスのレストランよりも夜が早い。最後には、ミッシエルが挨拶に。
ロビーのところで、今日で研修が終わるという調理人さんに出会う。
一人が、この後コート・ドールでも出会った橋本さん。
もう一人は、シェイノの井上さん、といってもシェフではなくて別の人。
この人とは東京で再開しました。ワインは、実はロマネ・コンティを開けたんです。
お昼にワインリストを見た時に狙いを付けておいて。
ここではじめてレストランのリストに載っているのを見ました。
味?、飲んだという事が大事なんです。私はそう思ってます。
この時で700フランでした。当時換算の日本円で約20000円。
2万円です。20万円ではないです。
安いでしょ。
Volnay Santenots 1979 Joseph Matrot 1/2 お昼
Romanee Conti 1973 DRC No253/9627 夜
(9,8,7)=24
(84/10)Saulieu(ソーリュー)
Cote d'Or 26☆☆ Saulieu France
http://www.loiseau.com/
前日のラ・コート・サンジャックでひどい目にあって
翌日はソーリューに向かったのですが、当日二人とも風邪気味。
そして駅に行って乗ろうとした電車が、
今日はこの電車この駅に停まらないというではないですか。
え、えー。急いでタクシーを呼んでもらって、
次ぎ止まる駅を教えてもらってそこまで飛ばした飛ばした。
何でこんな焦るかっていいますとそれを逃すと
4−5時間次の電車がこないんですね。無茶無茶田舎なんです。一日に6本くらいしかなかったんです、その頃は。
ソーリューの駅に着いたら雨。寒い中の雨。風邪引いてるのに雨。3月のフランスの雨はとっても冷たかったです。
コートドールにチェックインして部屋に案内されてすぐ薬を飲んで寝ちまったです。
そのまま眠って、どうも従業員も、おかしいなっていってたらしいのですが、
夕食になって、だるい体をスーツに包んだらあら不思議、
二人とも元気になってきた。下に行ったら暖炉に火が。
また元気に。
食べ始める頃は、ワインも一本頼んで
(風薬には、アルコールは止めなさいとかいてあるのに)
良いワインだからかなんか言っちゃって。食事始まったらもう感動の世界。
メインもそうですが、デザートもすごい。
出てくる出てくる、どれくらい出るのって言う感じ。
さっきまでの風邪は何だったの?。
食事を終わってロビーに出たら、大きなロワゾーが、握手。ジャジャーン。
この盛り上がりですね。おいしいおいしい。
というミシュランの2つ星でした。その頃働いていた橋本さん元気かな。
ここに来る前トロアグロにいた橋本さんあなたですよ。
いろいろお世話になりました。
その人たちから聞いたのですが、調理場できょうのジャポネは良く食べると
評判だったらしいのでした。
現在、ミシュランの3つ星です。あの日の夜は僕らを入れて3組だったような。
半分くらいは僕らだけ。
Blagny La Piece sous le Bois 1982 Matrot
(8,9,9)=26
(85/03)
大変悲しい事ですがベルナール・ロアゾーさんが
自殺をしたというニュースが入ってきました。
ゴー・エ・ミヨで17点に落とされたみたいな事が書いてあります。
本当ですか、それって。
そんな事くらいで死んでいては三つ星のシェフなんか
勤まらないのではと思うのですが。
あの夜、とてもロアゾーが嬉しそうだったのは、
翌年19点への昇格を前日に来たゴーさんかミヨさんから
伝えられたとは聞いたのですが。
(03/2)
Vezelay(ベゼレー)
L'Esperance 27☆☆☆ Vezelay France
http://www.marc-meneau-esperance.com/fr/index.php
前日までの、風邪が嘘のように治ってソーリューを後にして、
ヴェゼレーに到着。駅に降りて、足が止まってしまった。
降りた客は、みんな迎えに来た車で走り去って、
残ったのは、私たち夫婦と牛だけ。
駅前に、普通はあるはずの、商店街もなければ、町もない。何もない。ええ!!うっそー。
シャレになんないよー、こんな事予想もしてないもん。
といっても誰もいないので、駅に行って、タクシーはないのかとたずねると
一人だけいた駅員さんが、タクシーを呼んでくれました。
思わずチップを渡そうとしたら要らないって。
当たり前だよね。でもすごく嬉しかったので。
(無人駅だと大変だった)やっと来たタクシーは、気のよさそうなおっちゃんなんです。
気が良すぎて、途中で、知り合いを乗せちゃうんですね。
一瞬危険かなと思うんですけど、顔がそうなってない。
向こうのおじさんの方が、見知らぬ日本人を乗せて緊張してたみたい。
それはそうだよね。
降りる時には緊張感もなく帰りも俺を呼んでくれなって感じで、名刺をくれました。レストランホテルは素敵な建物です。前に大きな庭があります。
池もあってこんなのは日本ではちょっとない。そらもろ田舎ですが。
それで、この町には大きな教会があるので、そこを見学に行きますと
さっきのタクシーの運転手の方が、お友達と楽しそうに歩いてるの、
明らかに飲んでる。
チップわたし過ぎ?。きょうはもう上がり?。レストランはなんとも、うきうきする料理、デザートでした。
すごいレストラン、なんとも楽しくなるところです。
プティフールなんか5皿に山盛り持ってきて、さあ、食べろ、ってな感じです。
席を移してデジェスティーフにしたら、そこまで、その皿を持ってきました。サロンには、シェフが居りまして、きちんと挨拶。大きな人でした。
とっても純朴そうな感じです。ファンが多いのは分かるような気がします。
シェフと一緒に話していた人が、ではと言った後に、
砂糖をつまんでぽいと口に入れたのは、いまだに強烈に覚えています。
もちろん、ものすごいデブ。レストランでついてくれたサービスが、部屋のサービスまでしてくれました。
すごい働き者ですよね。だって、夜は1時過ぎですよ。
翌朝サロンに降りていったら、その人が、「ボンジュール」ですもの。その日、また移動で、タクシーを呼んでもらったら、昨日と同じおじさん。
この町には、このおじさんのしかタクシーはないようです。
当時ミシュランの3つ星です。
現在は2つ星に落ちちゃいました。
他のガイドではまだ高いんですが。
2004年度で見事三つ星に復活、おめでとうございます。
Monthery 1979 Louis Jadot
(9,9,9)=27
(85/3)
Vonnas(ヴォナス)
George Blanc 28☆☆☆ Vonnas France
http://www.georgesblanc.com/fr/index.php#index.php
ヴェゼレーから、マコンまで、電車の旅。
単線、無人駅、乗り換えに次ぐ乗り換え。
途中、シャニー(ラムロアーズがある町)で待ち合わせ。
こんな小さな町にまた来るとは夢にも思わなかった。マコンからはタクシー。これは日産だと運転手さんが自慢げに話してました。
この運転手さんがまたはやいの。
田舎の道で、(また田舎です)車がいないんですけど、
ちょっと目をそらすと150キロ。あっとゆう間にボナスの町に。
ここがまた何もない町なんですね。レストランホテルにチェックイン。
中を見学してましたら(セラーとか見えますので)関西弁で、
「あれー、日本人の方やねー?」
と人なっつっこい料理人の方が声を掛けてくれまして、
調理場とか全部見せてくれて、その上、メニューの相談にも乗ってくれました。
「コースにしなはれ安いさかいに。
ここカエル美味しいから、それに変えてもらいましょ。」
とサービスにしたいくらいのかたでした。プラザホテルのシェフをやっている三浦潔さんです。
でもこの方すごい自信でしたよ。
三浦さんが戻られたらきっとすごく美味しくなるんでしょうねって言いましたら、
当たり前ですがな、ぜひ来てください、良い部屋用意しときますからといわれて、
そんなたかい部屋に泊まれないため、いまだにご無沙汰している僕です。まあ、という訳で、美味しいものばっかりのコースになって大満足。
ダイニングに暖炉はあるし、本当に部屋は広いし、料理もうまい。
これを天国といわないで、何が天国なの?。ミシュランの3つ星。翌日の朝食がまた良かった。パンがあまったので、持って行ったら正解。
パリに帰るのでマコンの駅にちょっと早く着いたら、
何もかも閉まっているんですね。
寒い中で、あるのはコーヒーの自動販売機だけ。
TGVの駅だよ。コーヒーと持ってきたパンでお昼ご飯なのでした。
Corton Pougets 1974 Louis Jadot
(10,9,9)=28
(85/3)