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 (2007年2月27日〜3月28日)


建築中はこういう感じ その1

2007年2月27日
上棟が28日、前日はどうなっているのか見に行く。
土台(基礎の上に乗っている木材を土台といいます)
が全部入っている。
 
左は玄関から見た状況、右は基礎の底までが深い

基礎の1番奥は、一段と深い
それと、家の周りの足場の組み立てをやっておりました。(お昼)

足場用の部材(これが1間のはずなので基礎の高さがわかります)

 
基礎と土台です。シートのような物はアリダン土台ガードという白蟻対策
(何故か住宅用の商品名はこういうコテコテが多い)
その下に金具のようなのが入ってます。

土台ガードと土台の間は基礎パッキンという樹脂状のものが入ってます。

 
基礎の断熱材の上からはコンクリートが塗ってありました。
断熱材、紫外線に弱いそうです。

翌日の材木もすべて搬入済み。
遠路遥々岐阜からご苦労様でした。
木曾東濃檜といいます。

 
プレカットした木材(CADでやるんですよ)

夕方に来てみると、足場も完成。

 
高い、二階建てみたい

2007年2月28日
いよいよ上棟の日です
朝8時に皆さん集合。
棟梁が、土台の4隅に、
米、塩、そしてお酒を置いていきます。
土台清めというそうです。

と、そこに雨が。
最初ぽつぽつ、、、、
そのうちにざーっと。
今日は晴れるって言ってたじゃないの。

でも、その中を大工さんは頑張っちゃいます。


大型のクレーンも来て準備万端

 
棟梁と、そのお父さんが、4隅に。右のように、塩、米、酒でお清め
を10というのが、組み立ての時の印。同じものを合わせていくそうです。


 
棟梁のお父さんが米を持ってます。その後ろが棟梁、酒を持ってます。

 
お酒はこんな風(左)にかけるんですね。そのあと、皆さん一口づつ。
(酒は地元の木戸泉絞りたて純米無濾過原酒:どうだ!前日瓶に詰めたて)

 
そして、いよいよはじまったのですが、この天気、その上雨が、、、。

 
でも、そういうことに負けないで、どんどんクレーンでつい揚げては、
 
おろしてきて組上げる

こういうところで木槌を使って、昔ながらの方法です。
昔はクレーンないけれど。

そうしているうちに雨も上がり、光が、
と思ったらあっという間に良い天気に。
9時頃には晴れたんですね。よかった。

 
どんどんと作業は進み

お昼前には1階部分は組みあがる。
 
水準器を使って垂直に立っているか確認(左)、ずれていると、(斜めの金具)こういうので調整。

 
屋根の部分の組み立てに入る、右はその部材
 
紙が巻いてあるのは、柱をそのまま見せる部分、きれいにカンナがけがされているそうです。
 

 
木曾東濃檜の印が見えます。
右はいよいよ屋根の組みたて。

 
1階の上に屋根を組みたてていきます
 
屋根の方が上なので時間が多少かかる感じ

夕方に完成。

 
クレーンの方ご苦労様でした

 
1番上に幣束というのを付けて、ここに登って二礼二拍手一礼。
この幣束はそのまま家の中に置くそうです。


その高いところからの景色です。(海は見えなかった)

このあとに、ほんのお湿りのお酒を口にして
皆さんにお疲れさまという事で、
仕出しのお土産とお酒を渡して終了
昔だったら、それから大宴会だったそうです。
今は皆さん自動車なので会社で禁止。
違反は解雇だそうなので。
(3月24日に面白い話を社長がしてました
今でも九十九里辺りでは、帰してもらえなくて、
波乗り道路の休憩所で朝まで寝ていたとか、
館山では、早く潰れてもらわないと終わらないといわれたなど)

2007年3月1日

翌日見に行くと、幕を張っていました。
 

断熱材も到着。これは、厚いので屋根のかも。

2007年3月9日
ちょっと忙しくて間が空いたのですが、
いい天気だというので行くと、雨が、、、。
(今日は晴れるって言ってたじゃないの。)
アレレ、どこかで言ったようなせりふだ。

 


防蟻のための炭で出来た
バリアへルスコート(液状活性触媒炭)を塗っているのに雨で。
(雨が降らないというので、この日にしたそうなのですが)
これ乾く前だと、雨で流れるんだそうです。
業者さん、泣いておりました。
(晴れていれば1度ですむそうですが、
なんとその後2度くることに)
春日部からなので、来るだけで3時間だって、可哀相。

その上流れたこの溶剤無茶苦茶原価が高いのだそうです。
(棟梁がホームセンターに似たの売っているけれども、
似ても似つかないもんだよって)

なぜ良いかというと、この中に含まれている材料を
白蟻が食べると蟻が木材を体内にとりこむ
ことができなくなるものが入っているんだそうです。
消化ができなくて飢え死にするんだそうです。
でも、その材料、人にはなにも影響しないので無毒。

 
屋根の下はすでに出来あがってました。
(この銀色の(サーモプライ)で出来あがり。)

2007年3月14日

前回は急に雨になってそのまま一日降っていたそうですが、
今日は晴れ、、、。本当にピカピカの晴れ。

行くと瓦が届いてました。
この日の午後からかわらを葺くそうです。
丸栄陶業の瓦です。
愛知県碧南市にある
享和元年(1801年)創業の瓦専門の会社
三州瓦の本場物。

 
瓦、色はモスグリーンです

この日、棟梁と話をしていたら、
炭を使うようになって、檜の香りが減ったよねという話に。
炭が吸ってしまうみたいで、
前だったらむんむんするくらいだった香りが
ほとんどしなくなったよねって。

いや、むんむんするんですよ、僕らからすると。
でも棟梁が言うには、前はこんなもんじゃなかったそうです。

で、そこから白蟻の話に。
(この棟梁お話が大好きらしいので)
基礎のコンクリートにも、白蟻は食って入ってくるそうです。
だから、襲われたコンクリートは開けると
白蟻の死骸だらけになるそうなんですね。
普通の家が白蟻にやられるとあっという間に
ぼろぼろ。

工事中、資材を置いてあるだけで、
そこが白蟻の巣だったりすると、
建てている間に、下のほうの材木が食われてしまうこともあるそうです。
(これはついこの前にあった話だって)

造成地は注意しないと、元々そう言う巣のようなところを
造成している事があるから怖いよねという事でした。
とってもおとろしゅいお話です、ホラー並。
でも、エコホームズの家は大丈夫だよって。
ここまでは必要ないと思うくらい対策してあるからといってました。

大体檜の構造材の場合は白蟻対策が必要ないんだそうです。
檜、ヒバはまず白蟻が食わないので。
その上、土台ガードをして炭塗って、
この家に白蟻がつくとしたら、
周りの家がすべて食い尽くされたあとだから、って。
(心強いお言葉です)


床の下の木材にも炭が塗ってあるんですよ。

 
屋根の下地を棟梁のお父さんがやってました。

 
軒も出来てきてます。これがあれば、雨でも中には入ってこないですね。


サーモプライが張ってある外側から。(内側は銀色)

2007年3月20日
この日は良い天気、今回もです。
外から見ても変わっていなかったのですが
中に入ると床の下が張ってあり、
部屋の感じもかなりわかるようになった。

家の周りにもサーモプライを張ってあり、
風が入らなくなりました。
外に断熱材を張って、サッシが入れば
ここ日当たりが良いから温かくなるねぇ
ということです。
暖房は要らないんですね、
別の現場で2月の夜で16度くらいありましたから。

棟梁がJIOの検査で、
基礎のコンクリート強度が
28.6N/平方cmだったよと。
いわれても分らないので、調べたら
24あると100年何もしないで
持つといわれているんですね。
とてつもなく強い基礎みたいです。

そんなに生きたら僕がギネス物です、155歳だ。


自動釘打ち機のための釘
マシンガンの弾のようです。

 
サッシ、勝手口ドアなども納品されていました。
サッシは二重サッシです。勝手口ドアはペアガラス。

 
左はキッチン、右は食品庫、セラーの床(まだ張っていないので穴になってます。)

 
天井部分、左ダイニングの天井は勾配にして柱を見せるので、
化粧梁と柱は養生されています、右はリビングの梁(これは隠れる)

柱と炭を塗った床。

2007年3月24日
バス見学会で、わが家がコースに入り一緒に乗って見に行く。
棟梁とお父さんに、
なに、今日は、一日付き合うのって
声をかけられる。

開口部にサッシなどが入っていました。
これでかぎを閉めると中には入れなくなりました。

 
勝手口と東側の窓(面格子も入ってます)
 
東南の窓、北側の窓

 
ユニットバスが入ってました

ユニットバス入り口
 
配管です、青は水、赤はお湯
 
吸気用のパイプ
 
玄関ドアも設置済み、
サーモプライにテープを張って通気しないように

ここまで行くとC値の試験が出きるそうです。


瓦も葺いてありました。

2007年3月28日
あんまり日をあけないで行ったので、
あまり変化はなかったです。
今日も良い天気〜。

棟梁と話していたら、
「うちの会社(エコホームズ)は
見えない所(最終的に隠れちゃう)に
お金かけているから、
お客さんに坪単価の話をすると
引いちゃうんだよね」と。
(うちは違ったけれども
わが家は今回、見えない所を
きちんとやっている所を
必死で探してたどり着いたんです)
「だって、XXホーム(ここの会社の前の名前に似ている所)
だと30万円台で出きるって、、、、
だって使っている材料が全然違うのにね。」

「それと、エコロジー的に良い物はものすごく早く使うんだよね。
出てすぐ使うもんね、他で使うよりも数年早いと思うよ。」

今回も気密テープの話を聞くと、
最初は違うのを使っていたそうですが、
地震でもはがれないと聞いて、
今の物に替えたそうです。
「でも原価3倍くらい高いんだよね。
それでいて、原価を下げるのはどうすれば良いかなって、
社長は聞いてくるんだけれども、
良いの使っているんだから原価下がらないよね。」
ふむふむ。

それと今は鉄が上がっているそうですが、
材木もあがってきているそうです。
「合板なんかも上がっているんだよね、
中国の影響だと思うよ」、って。
鉄は基礎やさんが可哀相だよねと、
「だって、見積もりの時期と施工の時期とで、
何割か鉄材の原価が変わるんだよ。
時間置かれたら悲鳴上げているよ」、って。

色々とあるんですね。

 
前回は行っていなかったさサッシ、これ一つでかなり明るくなりました。

 
左は小屋裏の窓、右は玄関の嵌め殺し窓(下のは水抜きだそうです)

 
これがその気密テープです、右は貼ったところ